ゴー宣DOJO

BLOGブログ
小林よしのり
2015.6.24 00:38日々の出来事

権力者と化す消費者の傲慢


都内の映画館で凶暴なクレイマーを見た。

上映開始前に、一人の男性従業員に一人の女性客(40歳くらい)

が大声で食って掛かっている。

わしがトイレに行って、戻ってくると、従業員は4人になって

いたが、女クレイマーはひるむことなく、猛然と抗議をしている。

従業員は全員で平謝りするだけ。

 

その際、「ボケ――っとした顔して何なのよ、オラ!?」と

従業員の顔のことまで貶しながら喚き散らしている。

何があったかは知らないが、客が従業員の人権を貶めるほど、

怒鳴り散らかしていいとは思えない。

暴力団が因縁つけてるような凶暴さで詰め寄る客に、従業員も

よく耐えているものだ。

わしなら必ずブチ切れる。

だから客商売は向かないなと思う。

 

消費者は権力者だと思っている人物がいる。

客なんだから従業員にちょっとした不手際があっただけで、

正義を手にした権力者となって、いじめ倒すことが出来ると

思い込んでいる。

お客様は神様ですという日本流のサービス精神の陰で、客は

独裁者のような権力を手に入れたと勘違いしている。

最近では、料金も払っていないブログにおいても、えらそうに

注文つけたり、クレームを言って来る馬鹿もいる。

 

機関銃でこいつら全部始末していったら気持ちがいいだろうなあ。

はい、無責任な発言。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

第117回

第117回 令和6年 5/25 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

INFORMATIONお知らせ